テレビで「絵ごころ」のない人について
説明する番組をやっていました。
1)記憶のイメージが大雑把
「パンダを描いてください」といわれて描くと
ちゃんとパンダの模様になっていないなど……。
なんとなくのイメージしかないってことですね。
実際、「ゴリラ」の特徴について、言葉(文章)で
説明する場合も、絵が描ける人たち(美大生)のほうが、
詳しく、きちんと書けたそうです。
ちなみに以前、方向音痴の人と方向感覚のある人を
比較したのも見たことがありますが、やはり、方向感覚の
ある人たちは、記憶している目印(ランドマーク)の数が
多く、より詳細でした。
2)シンボル化
1)は思い出して描くケースですが、今度は実際に見て
描く場合。風景の写生の事例だったのですが、たとえば
実際にはない、雲や太陽なんかを、定型の形で描き入れて
しまう。目の前にあるものを描いているはずなのに……です。
で、これを修正する方法として紹介されたのが、例えば
股覗きをして、逆さまにその風景を見て描く方法。
頭で「こうなっている」と思い込む感覚が崩れることで、
目の前に実際見ているものを写そうということになるそうです。
小学校低学年くらいまでは、シンボル化した絵を描くけれど
その後だんだん、シンボル化を脱していくのだそうで、
そこでうまくシンボル化から脱出できるかどうか、
絵が描けるようになるかのポイントだとか。
すべて、あまりにも身に覚えがありすぎです……
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