偶然、ボブディランの映画を見た

チャンネルを回していたら、ボブ・ディランが映っていたので、なんとなく観はじめたら、マーティン・スコセッシ監督の映画でした。結局3時間以上、最後まで観つづけました。ボブ・ディラン本人も、この映画を撮った監督もすごいなあと思いました。

ボブ・ディランという名前を知ったのは、たぶんまず「学生街の喫茶店」の歌詞。でもこのときは、なんだかわからない状態でした。その後、吉田拓郎ルートから興味をもち、実は一度武道館のコンサートにも行ったですが、とてもとても昔で、席も悪く、ほとんど後ろ姿しか見られず、音響もひどかったような記憶があります。

というような状況で、60年代のボブ・ディランの存在の大きさというのは、なんとなくのイメージしかなかったのですが、その辺りがとてもリアルに感じられました。たくさんのインタビューや当時の映像を含め、ていねいつくられた映画だと思いました。本人のインタビューも、とてもストレートに伝わってくる感じでした。

「フォークを裏切った」と激しいバッシングにあうところは、後に「帰れ!」コールをされた吉田拓郎にイメージが重なるところも。ちなみに、昨日はその吉田拓郎とかぐや姫の「つまごい」も放送されていました。こちらも偶然気がついたので、最後の一部しか見られませんでしたが。

あと、これもついでに、ボブ・ディランの映画のほうに、後のザ・バンドになるメンバーが出ていて、たしか解散コンサートを中心にした「ラストワルツ」という映画があって、こちらも遠い昔に友人と映画館で観たことを思い出しました。