ずいぶんと木々が色づき、いつも最後のほうに鮮やかな色をまとういちょうも、色が変わってきたようです。
いちょうといえば、思い出すのは、高校の通用口っていうのかな、校舎の裏側の入り口にあった大きないちょうの木。
確か2年生のとき、校舎の端っこのほうの教室で、一番近い入り口が、そのいちょうがあったところでした。あと、部室アパートに一番近いのもその入り口。ほとんどそこを使って出入りをしていました。
もうとっくの昔に、校舎も建て替えられているので、あの木はないんでしょうね……。
本のお話。
有栖川有栖『闇の喇叭』
まず、理論社がYA(ヤング・アダルト)向きのミステリーシリーズを出していたのを知りませんでした。後ろの広告をみると、なかなか充実したラインナップのようです。
内容的にも、かなりその年代を意識したメッセージが含まれているお話だと思いました。
ちなみに設定は、北海道がソ連に占領されたのち、独立。日本が南北分断され、方言を話すことや、探偵行為が禁じられているという異世界です。国家権力とか、国のあり方みたいなものを問うというベースがあるような気がします。
続編があるのかな、という終わり方でもあります。
竹内真『ワンダードッグ』
高校のワンダーフォーゲル部の「部員犬」のお話。
責任をもって生き物を飼うこと、生き物からたくさんのことを学べること、がテーマといっていいと思います。
たとえば、ワンダー(犬の名前)のつなをはずして、校内を自由に歩き回れる時間を作るためには、勝手に校外へ出ないようなしつけが必要になります。学校というひとつの社会の中ではもちろん、地域社会の中でも彼が受け入れられるように。
仮にワンダーが校外へ出て、親愛の情を示すためにでも、誰かにとびついて怪我などをさせてしまったら、地域社会に認められなくなってしまいます。
最後のほうにある、問題行動を起こす犬のほとんどが、その飼い主や飼い方が原因という指摘にも強いメッセージがあると思いました。
ぜんぜん勤労しない、勤労感謝の一日でした。
コメントをお書きください
toto-garden 広報 (水曜日, 24 11月 2010 04:33)
木って象徴的で記憶に残っていますよね。
大銀杏といえば近所のお寺の門にそびえていて毎年見事に色づかせています。
本と言えば最近は全7巻の重いの読み始めたのですが停滞してます。
かわりに最近やたらと安くなったDVDで「小津」にはまったりまんかして・・・
フル〜・・・
銀杏の葉の上にのったとらちゃん、かわいいです。
ウチの子は家猫だからわからないけど、猫さんは落ち葉の下にもぐったり遊ぶのかなぁ?
nekohouse (水曜日, 24 11月 2010 10:45)
toto-garden広報様
ありがとうございます!
お寺の門の大銀杏……なんかいい感じですね。
信仰は特にありませんが、お寺とか神社って、やはり大きな木があって雰囲気を作っているような……。ご神体だったりすることもありますよね。
我が家ではテレビにDVDがつながっていなくて(というかDVD再生の専用装置がなくてってことですね)、観るとしたらパソコンでってことになってしまいます。それだとなんか違和感があるので、まだほとんどDVDって観ていないんですよね……。よいものが安く観られるのだから、と思ってはいるのですが。
うちのこたちも今は外に出ていないのですが、なんとなく落ち葉の上ってふかふかであったかいんじゃないかな、と思ったりします。天気がよければ、おふとんにもぐるみたいに、もぐらないかなあ……、って実はわからないんですけど……。